コトコハ ―thinking

言+常葉=コトコハ。思うこと、できたこと、読んだ本を大切に。

4月の読書まとめ

自宅にいる時間がかなり多く、積読を大幅に消化しました。

いつもよりかなり多めに読みました。

実は昨秋、消費税が上がる前に古本をまとめ買いしていたんです。

4月に読んだ本は、新しく買って積んでおいたものも含まれます。

まさか半年後にこんなことになるとは思わなかったけど、図書館やリアル書店に足を運べない環境なので、個人的には救いになりました。

作家さんにお金が入る形ではなくて申し訳ないですが、今後課金していきますので許してください…

 

今月はなんとなく頑張る女の子の物語多めになりました。

推しは『明治ガールズ』『パラ・スター』です!

 

4月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5407
ナイス数:93

親王殿下のパティシエール (ハルキ文庫)親王殿下のパティシエール (ハルキ文庫)感想
★★★★。面白かった!フランス革命の起きたその頃の中国は清王朝。この頃の中国のヨーロッパへの憧れと僻みが好きなので、とても楽しかったです。法華ハーフのマリーも、プロのパティシエとしてアイデア勝負に挑む根気強さが魅力的です。フランス菓子の中国名も華やかでよし。だいたい全部サーターアンダギーに見えてしまうのは内緒です。
読了日:04月04日 著者:篠原悠希
真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)感想
★★★★。突然現れた転校生男子は、なんだか不思議でお近づきになりたくないタイプ。彼はこだまとも縁があって…と、また関係性がややこしくなってきました。安倍医師がどうしても竹中直人に変換されてしまう。結局やばいのかいい魔法使いなのか。いろいろな呵責を感じながらも、親子は切っても切りきれない。他人になれるようでなれない。フルーツサンドの伏線はどうなる?
読了日:04月05日 著者:大沼 紀子
後宮の烏 3 (集英社オレンジ文庫)後宮の烏 3 (集英社オレンジ文庫)感想
★★★。
読了日:04月07日 著者:白川 紺子
義経の母義経の母感想
★★★★。義経の母、常磐の生涯。世間的にはシンデレラストーリーに見えつつ、やむなく流されることの多い人生。なぶられずに、権力者たちの寵愛を得て「安全」な暮らしを送る。幸せより安全が大切な時代。ときには危険が迫るが、彼女をとりまくご縁に守られる。ラストは心地よい読後感。
読了日:04月09日 著者:安西 篤子
黒き樹海のメロヴェ―ゲルマーニア伝奇 (講談社X文庫―ホワイトハート)黒き樹海のメロヴェ―ゲルマーニア伝奇 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
再読。7年ぶり。たくましく芯の強いメロヴェ。ゲルマーニアとローマの緊張感の差。
読了日:04月09日 著者:榛名 しおり
レーヌスを渡る金狼―ゲルマーニア伝奇(ロマンス) (講談社X文庫―ホワイトハート)レーヌスを渡る金狼―ゲルマーニア伝奇(ロマンス) (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
再読。この時代のゲルマーニア人の家族の繋がりは薄い。薄いなりに、劣等感の強いメロヴェは、誰かに頼りたくなるのかもしれない。
読了日:04月09日 著者:榛名 しおり
半身なる宿命のアモル―ゲルマーニア伝奇 (講談社X文庫―ホワイトハート)半身なる宿命のアモル―ゲルマーニア伝奇 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
再読。問題が片付くようで片付かない。
読了日:04月09日 著者:榛名 しおり
嘆きと癒しのカントゥス―ゲルマーニア伝奇 (講談社X文庫―ホワイトハート)嘆きと癒しのカントゥス―ゲルマーニア伝奇 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
再読。機能不全の三角関係。
読了日:04月10日 著者:榛名 しおり
砕けカエサルの仮橋: ゲルマーニア伝奇砕けカエサルの仮橋: ゲルマーニア伝奇感想
★★★。
読了日:04月10日 著者:榛名しおり
こちら、郵政省特別配達課(2) (新潮文庫nex)こちら、郵政省特別配達課(2) (新潮文庫nex)感想
★★★★。郵便専用の超高速システム「G-NET」。この出現により、特配課は存続の危機に。相変わらず「お届け」のスケールが大きいのが面白い。京都のあれは正式な住所ではないと初めて知ってびっくり。速さ、効率も大事だけど、最後まで人の手で届けることのぬくもりを感じた。鳳一と美鳥は、結局10年後もそのままの間柄でいたのだろうか。あの時にこそ、再び生かせた特配の技術。コロナが蔓延する今なら、どうお届けしてくれるのか。
読了日:04月12日 著者:小川 一水
明治ガールズ 富岡製糸場で青春を明治ガールズ 富岡製糸場で青春を感想
★★★★☆。良かった。表紙、タイトル、あらすじに惹かれて手に取ったけど、予想を裏切らず好みど真ん中。煽らないリーダーシップや、自信と慢心の違い、花形に近づくための努力。少女たちの小競り合い。集団の中で生きるということ。働いてスキルアップするための気持ちのあり方のヒントを貰えた。ラストの英の決断は、彼女にとっては最良の選択だったと私も思う。
読了日:04月13日 著者:藤井 清美
シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗感想
★★★☆。6年ぶりの続編。相変わらず元ネタは読めていません。古き良き恐ろしきイギリスのお屋敷とムーア。犬ってそういうことか。隠れていたのは大昔のきな臭さ。外国のコメディドラマとサスペンスの雰囲気たっぷりでした。ウイルスの展開がはからずもタイムリーに。お菓子のカロリーが紙を通して伝わってきました。
読了日:04月15日 著者:高殿 円
金木犀二十四区金木犀二十四区感想
★★★。ほんの少し違った歴史を辿った現代日本。花の都の名残を持つ、花の名前を二十三区に冠する世界観は良かった。
読了日:04月16日 著者:三木 笙子
卑弥呼狂乱 (光文社文庫)卑弥呼狂乱 (光文社文庫)感想
★★★。卑弥呼の物語で1冊、ではなく日本史のあまねく時代を通した短編集でした。力を失い、ただの女としての狂乱の果てが虚しい。袈裟と盛遠は「貞女」要素を抜いた毒々しさを感じた。逆におたあジュリアはどこまでも凄烈。
読了日:04月17日 著者:安西 篤子
禁忌の花嫁 法官と宿命の皇女 (講談社X文庫)禁忌の花嫁 法官と宿命の皇女 (講談社X文庫)感想
★★★☆。
読了日:04月18日 著者:貴嶋 啓,くまの 柚子
パラ・スター 〈Side 百花〉 (集英社文庫)パラ・スター 〈Side 百花〉 (集英社文庫)感想
★★★★★。面白かった!車いすテニスの世界、格好いい。プレイヤーを支える業者の企業努力も格好いい。夢の始まりは単純なきっかけでいい。ただ、エンジニアとしての仕事に向き合うことはまた別。個人の夢にクライアントを付き合わせては、利用してはいけない。夢を持つことと、取り組むことの現実がきちんと書かれていたことが印象的だった。夢の目的が、宝良一人ではなく、車いすユーザー一人一人の個性に拡大されていく。百花の成長を見込み、着実に育てる藤沢製作所の面々の器も大きい。一兵率としても、管理職としても学ぶところが多くある。
読了日:04月21日 著者:阿部 暁子
パラ・スター 〈Side 宝良〉 (集英社文庫)パラ・スター 〈Side 宝良〉 (集英社文庫)感想
★★★★★。突然へそから下の感覚がなくなる、ということの現実を突きつけられる冒頭。ここから車いすテニスへ奮起した宝良のエネルギーがすさまじい。それでも、百花に映る自分のイメージには届かない。もどかしさを溜めて、車いすの新調へと結び付く。ラストの決戦は、運動音痴の私も手に汗握ってしまった。自分に恥じない本気が、ここまで登り詰めた。時世の変化で、途中からパラレルの世界になってしまったことが悔やまれる。明るさを取り戻したみちるも印象的だった。
読了日:04月22日 著者:阿部 暁子
天涯の楽土 (角川文庫)天涯の楽土 (角川文庫)感想
★★★☆。単行本の入手が難しかったので、文庫化してくれて良かった。かなり濃厚な古代ファンタジー。日本神話の元ネタが各所で生きている。旅の描写は、植生や土地風俗文化の違いを楽しめた。全体の流れにしては、詰め込みすぎて目的がわかりづらくなる部分も多かった。鷹士の出生の秘密が痛ましい。ちょっと消化不良な部分もあるので、続巻を楽しみにします。
読了日:04月28日 著者:篠原 悠希

読書メーター